2014年10月31日金曜日

じぶん発見プロジェクト しろにじカーサ 11月度前半【セルフイメージチェンジルーム】のご案内

今日は、次の じぶん発見プロジェクト しろにじカーサ【セルフイメージチェンジルーム】のご案内です。

今回は「話のきき方」というテーマで開催します。
今月は、8月に台風で順延された分をあわせて2回【セルフイメージチェンジルーム】を開催します。
先月まで「自己理解」について深くワークとディスカッションしましたが、今月の2回は「相手理解」を深めます。
今月の前半は「傾聴」を取り上げるほか、「受容・共感・自己一致」のお話と「コミュニケーションを阻む対応」についてお話します。

しろにじカーサ ロゴ

毎月第2日曜日は【セルフイメージシェンジ ルーム】です。

このルームでは、深く自分を理解し、よりよい行動の選択ができるように、コーチング・カウンセリングなどの手法を使って、ボクのお話を交えながら参加者のみなさんにディスカッションやワークをしていただきます。

本当の「じぶん」、話してみませんか?

じぶん発見プロジェクト「

【セルフイメージチェンジ ルーム】

日時:11月9日(日)13:15~16:15
参加費:3,000円
参加定員:20名
場所:ナディアパーク(青少年文化センター) 8F ビデオルーム
     名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク内
     地下鉄名城線・東山線「栄駅」より徒歩約7分, 名城線「矢場町駅」6番出口より徒歩約5分


ナディアパーク地図

どなたでもご参加いただけます。
興味のある方はぜひお問い合わせください。



しろにじカーサ受講生募集用チラシ表
しろにじカーサ受講生募集用チラシ裏

お問い合わせ・お申し込み先

「しろにじカーサ」代表 豆腐(きまた宗則)

  Tel : 090(9262)8782
  携帯mail : torff_sessionroom@ezweb.ne.jp

活動ブログ「豆腐の Activity Life」、Facebook、mixiメッセージ、twitter、こくちーずなどからもお申し込み可能です。
定員になり次第終了させていただきますのでご了承ください。
お受付させていただいた方には24時間以内にご連絡させていただきますので、メールアドレスを添えてお申し込みください。

主催:「しろにじカーサ」代表 豆腐(きまた宗則)


しろにじカーサのブログも見てくださいね。
本当の「じぶん」、話してみませんか?
http://ameblo.jp/shironijicasa/


たくさんの参加表明お待ちしております。

2014年10月29日水曜日

じぶん発見プロジェクト しろにじカーサ 10月度【マイノリティスタディルーム】のご報告

先週の土曜日10月25日は、「じぶん発見プロジェクト『しろにじカーサ』【マイノリティスタディルーム】」でした。

10月MSR1



今回は、6名のみなさんが参加してくださいました。

以下、参加されたみなさんの感想です。


【Sさん】うつ気味の僕には少々理想が高いテーマかなと思っていた。ただ、ネガティブな言葉を吐く自分にやさしい言葉をかけていただける方々がいらして嬉しかった。
【Oさん】挑戦することをこわがる・逃げる癖が自分にも強いです。セクシャルマイノリティーであることも大いに影響しています。仕事を転々としすぎているということも大きいです。「今さら何に挑戦するって???」というあきらめは、一応自分にも目標が設定してあっても、根強いものがあります。マイナスの要因はいろいろあり、「でも多分、これは大した問題ではないのだ」という感覚も自分の中にはあり、自分が自分の置かれた状況を、ポジティヴにはとらえられなくても、中立の立場で見るのは可能で、自分なりの意味づけをしていけば今までよりは上手くいくかも。現に自分なりの意味づけで生きてきたし。「仲間はこの人たち」と言える人がまだいませんが、「仲間になりそうな人々」はいないわけではなく、「出会いのありそうな場」に心あたりはあるので、自分をもっと心身共に安定した状態へ、自分で自分のお手入れをもう少し徹底すれば、もうあまり頭で難しいことを考えたくない。それよりもうまく周りの人々を受け入れられれば、意外とカンタンに事は展開していくのかも・・・と思います。
【田村通義さん】楽しかったです。
【Nikkohさん】2ヶ月ぶりになりました。久々のマイノリティスタディルームを満喫することができました。《挑戦》という語から受ける印象には、どちらかというと重たい苦しいつらいという要素を強く持っていました。しかし、少し印象が変わったように思います。事例の方々もきっと苦しみやつらさをたくさん乗りこえたことと思います。それでも、明るさの方が強く伝わってくるのは、《楽しさ》が主になっているからのような気がしました。意欲や自信や安心感が原動力になっていると感じ、それは仲間と共感し合える(共有し合える)ことから生まれているのだと思います。自分自身については、穏やかな人生のためにいろいろなことを《受け入れる》ことを、今後も少しずつすすめていきたい、そこに挑戦をしていきたいと思いました。
【やすよさん】今日初めて合った方ばかりですが、皆さんをとおして自分が見えてきた気がします。


今回は、アンプティサッカーの事例を動画で見てもらいながら、「挑戦ってなに?」というテーマでディスカッションしました。


10月MSR2 

 
アンプティサッカーとは、主に上肢、下肢の切断障害を持った選手がプレーするサッカー。
何人かの片足を失った方々の絶望から、アンプティサッカーチームのメンバーたちの仲間との共有を通して、自信を取り戻し、サッカーと人生に挑戦していく男たちの物語です。
もう2度とできないと思っていた、ひとつのボールを夢中で追いかけること。
アンプティサッカーが、日本で始まってわずか4年、多くの人がその魅力の虜になっています。
足を失ったことを受け入れることから始まり、人前で義足を脱ぐ勇気、将来の不安、数々の困難を乗り越えてまで彼らを挑戦へと駆り立てるものは何なのでしょうか。

まず、参加者のみなさんに自己紹介と、最近何かにチャレンジしたことはあるか、または何かに挑まなければならない状況に置かれたことはなかったかをお話してもらい、次に、「挑戦する」「チャレンジする」ということについてどんなイメージを持つかをお話してもらいました。
そして、動画を見てもらって率直な感想を聴かせてもらいました。

今回、多くの方が「挑戦」という言葉に、苦痛を伴うもの・ときには危険や無謀さを伴うようなイメージを持ちやすいことがわかりました。
ところが、このサッカーチームの人々は「挑戦」を楽しんでいる、「挑戦」を楽しんでもいいということを教えてくれているということを知ることができました。


10月MSR3
10月MSR4
10月MSR5

後半は、彼らにとって「挑戦する」ことがどんなことだと思うか、彼らが何に「挑戦」したのだと思うか、ほかの仲間たちは同じ仲間として、何を助け合ったり何を刺激し合ったりしていると思うかなどをディスカッションしてもらいました。 そして、なぜ彼らは、自分のハンディキャップである部分を乗り越えてまでサッカーをするのだと思うか、また、なぜ彼らは障害を曝してまで挑戦をするのだと思うか、そこにどんな意味があると思うかをディスカッションしてもらいました。

ボクらは、あえてひとに自分の弱いと思う部分をあえて人に曝してまでなかなか新たな行動をしようとしません。
そこは、ひとと著しく違っていたり、普通でないことを、恥ずかしいものと捉えたり、仲間に入れてもらえないのじゃないかと怖れたり、ときと場合によってはいけないもののように感じたりしがちです。
彼らは絶望したままで引きこもることもできたはずです。
ないものはないと受け入れ、ないままでいかに生きていくかを考えて行動していくことは、大変なことです。
足がないことを受け入れるしか彼らには選択がなかったのだと思います。
しかし、われわれは、見てくれに関係ないことや心のなかのことは隠しても生きてゆけます。
ひとと違うことを受け入れられなければ、表面上の痛みを避けて隠し続けていくことになります。
それは本当に自分らしい生き方なんでしょうか。
そんなことを話し合ってもらいました。

諦めない」ことを選んだ男たち、でも彼らは足がないことについては上手に「諦めた」のだと思います。 そんなことをお話しました。

また、同じ志や価値観を持った人たちの共有感は、前に進む勇気をくれ、途轍もないパワーを生み出すことをお話しました。
成功体験だけでは培うことのできない「
共有」や「共感」は強い団結力や仲間意識によって、ものすごく強い力を生み出すと言えます。 しかし、ひとと違っていることは、強烈な差別や偏見を生んだり、孤独に追いやることもできます。

今回は参加者のかたから「
無意識のバイタリティ」という言葉も出てきました。 ボクがカウンセリングで学んだカール・ロジャーズの「自己実現傾向」の話もさせていただきました。
誰もが、どんな絶望の壁に突き当たっても、苦しみの谷に突き落とされても、それを乗り越えようとする力が必ずあります。
たくさんのひとの目や、不必要な思い込みによって、その可能性は見えなくなっていくことがとても多いです。

自分の何を
受け入れ、どんな可能性を信じ、何に挑戦していくかは、個々の受け止め方次第なんですよね。 自分が何を大切にしていて、何を「希望」や「目標」にしていくか、それには「自己理解」がとても大切なんだと思います。

10月MSR6
10月MSR7

毎月書いていますが、3月までの「セクシュアリティ勉強会」のときは、事例が極端すぎてなかなか当事者の気持ちになりきれないという意見が多くありましたが、【セルフイメージチェンジルーム】で理論的に、もしくは感覚的に得たものを、応用してもらえるような、この3時間だけでもいろんなシチュエーションに身を置くことで、実際に自己理解相手理解を深めていってもらいたい意図もあります。 人は独りでは生きていけません。
人との関係性のなかで、また自分が存在する社会のなかで生きています。
ひとは、深く「
自己理解」をして、自分を受け入れ、自分と向き合って、自分の人生を全うしていきます。 そして、社会に存在していくのです。 【マイノリティスタディルーム】では、これからも「マイノリティ当事者の事例を参加者の方に活かしてもらえるような気づきをもたらす、そして安心して自分のことを話し、支えあっていけるような「心の居場所」にしていきたいと思います。

10月MSR8

参加してくださったみなさん、ありがとうございました。


2014年10月18日土曜日

じぶん発見プロジェクト しろにじカーサ 10月度【マイノリティスタディルーム】のご案内

かなり、遅れちゃいまして、1週間後になってしまいましたが、今日は、次のじぶん発見プロジェクト しろにじカーサ【マイノリティスタディルーム】のご案内です。

今回は「挑戦ってなに?」というテーマで開催します。
アンプティサッカーの事例を取り上げて動画を見ながらディスカッションします。
アンプティサッカーは片方の足を病気や事故で失った方たちが片足でするサッカー。
絶望の淵に立った男たちが、障害を乗り越え、新しい人生に挑戦していく動画です。
動画を見ながら「挑戦する」ということはどういうことかということをみんなでディスカッションします。

しろにじカーサ ロゴ

毎月第4土曜日は【マイノリティスタディ ルーム】です。

こちらのルームでは、ほかの人とどこか違う、違和感に感じているところを個性に変えていくアプローチで、よりよい行動の選択ができるように、マイノリティの題材を使って、ボクのお話を交えながら、参加者のみなさんにディスカッションを重ねていただきます。

本当の「じぶん」、話してみませんか?

じぶん発見プロジェクト「

【マイノリティスタディ ルーム】

日時:10月25日(土)13:15~16:15
参加費:3,000円
参加定員:20名
場所:ナディアパーク(青少年文化センター) 9F 第1研修室
     名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク内
     地下鉄名城線・東山線「栄駅」より徒歩約7分, 名城線「矢場町駅」6番出口より徒歩約5分


ナディアパーク地図

どなたでもご参加いただけます。
興味のある方はぜひお問い合わせください。

しろにじカーサ受講生募集用チラシ表
しろにじカーサ受講生募集用チラシ裏

お問い合わせ・お申し込み先

「しろにじカーサ」代表 豆腐(きまた宗則)

  Tel : 090(9262)8782
  携帯mail : torff_sessionroom@ezweb.ne.jp

活動ブログ「豆腐の Activity Life」、Facebook、mixiメッセージ、twitter、こくちーずなどからお申し込み可能です。
定員になり次第終了させていただきますのでご了承ください。
お受付させていただいた方には24時間以内にご連絡させていただきますので、メールアドレスを添えてお申し込みください。

主催:「しろにじカーサ」代表 豆腐(きまた宗則)

みなさんの参加表明をお待ちしております。

2014年10月12日日曜日

じぶん発見プロジェクト しろにじカーサ 10月度【セルフイメージチェンジルーム】のご報告

今日、10月12日は、「じぶん発見プロジェクト しろにじカーサ 【セルフイメージチェンジルーム】」でした。

10月SCR01

今回は、4名のみなさんが参加してくださいました。

以下、参加されたみなさんの感想です。


【Oさん】「色から知る自分」というテーマでしたが、思い当たるところがいろいろあり、でも、「色が持つ性質」という一覧表が資料の中にありましたが、初めに表を見たときは「これが分かってみたところで、どう使っていいのか」と、あまりピンときませんでした。が、色の持つポジティヴな側面とネガティヴな側面の両方を受け入れて、ダメ出しをやめていくとよい、との説明をきいて、自分の好きな青や紫のネガティヴを消すには?やっぱり赤やオレンジのパワーをとり入れようか、シャツを赤とかオレンジにするのが一番とり入れやすいのかな?と思いました。
【近藤空(ひろ)さん】改めて、豆腐くんの作る環境はいいなぁ~と思いました。たくさんシェアできる時間があることで、より自分の気付き、知ることが出来る!! ステキ!!
【夏海さん】すごく楽しかったです。“色”によって自分を見ることができて、再発見することができて良かったです。


今回は、色彩心理学について、「色から知る自分」というテーマでお話をさせてもらい、ワークとディスカッションをしました。

まず、参加者のみなさんに最近の近況報告と、なぜ今日その服を選んで着てきたのかを話してもらいました。

そのあと、色鉛筆で図形に直感で色を塗ってもらうワークをしました、


10月SCR02 10月SCR03 10月SCR04 10月SCR05


そのあと、色が与えるイメージについて、いろいろ実際の画像を見てもらいながら説明をしました。
ピカソは「青の時代」から「バラの時代」へと色調が変わっていったことをピカソの心理状況を例に話したり、東山魁夷や歌川広重の絵画を見ながら色が与えるイメージについてお話しました。
また、暖色を使った部屋のイメージと寒色を使った部屋のイメージを見較べてもらったり、景色で青と赤のイメージの違いを見てもらったり、色の語源や、部屋の明るさのバランスによって、警戒感がありモダンな印象がする場合と、重厚感がありクラシックな印象がする場合を、床と壁の色の明るさによる違いを較べてもらったりしました。

色彩学と心理学の説明や、それぞれの色が持つ性質をバランスがある場合とアンバランスに働く場合の説明もさせてもらいました。

そのうえで、参加者のみなさんがワークで塗った色について、図形のどこに何色を塗ったかで、心理状態や無意識を探ることについて話させてもらい、それを聞いた感想をいただきました。



10月SCR06 10月SCR07

今回は、カラーセラピストの近藤空(ひろ)さんのご参加もあったので、パーソナルカラーやオーラの色などについて見てもらったりもしました。

そして後半は、ワークなどで無意識を探ったりしても、現在の状況をネガティヴ・ポジティヴ関係なく、受け止められていないと、「色彩心理学」も、その他の心理テストもあまり効果がないことなどをお話させてもらいました。



10月SCR08 10月SCR09 10月SCR10

参加者のみなさんに塗ってもらった色の現在の自分の無意識を探っても、その色が表すいい面悪い面も両方ダメ出しせずに受け入れていないと意味がないというようなことを話させてもらいました。

しろにじカーサの【セルフイメージチェンジルーム】では半年間テーマにしてきた、自己理解のための各テーマの内容を活かしてもらうには、受け止める作業が必要であるということです。

この点については、「ありのままの自分」「自然体の自分」というものをみなさんひとりひとり自身が捉え直す必要があると感じました。
ありのままの自分」と「自然体の自分」を違うイメージで捉えていた参加者の方もいらっしゃいました。
それはそれでいいと思いますが、本質は「本当の自分」を受け止められているかどうかが大事だと思いました。

ここでお話した「ありのままの自分」「自然体の自分」については、長くなるので後日別の記事としてここに書きたいと思います。

今日は、初めての「色彩心理学」でしたが、みなさん、楽しんでワークとディスカッションをしてくれたと思うし、ボク自身もとても勉強になりました。
とても有意義でした。

毎月書いていますが、【セルフイメージチェンジルーム】で理論的に、もしくは感覚的に得たものを、【マイノリティスタディルーム】で応用してもらえるような、この3時間だけでもいろんなシチュエーションに身を置くことで、実際に自己理解相手理解社会理解を深めていってもらいたい意図があります。
人は独りでは生きていけません。
人との関係性のなかで、また自分が存在する社会のなかで生きています。
深く「自己理解」をして、「相手理解」も深め、支えてもらったり支えたり、支え合いながら、自分の人生を全うしていきます。
そして、社会に存在していくのです。
【セルフイメージチェンジルーム】では、これからも「自分の個性」「自分らしさ」に焦点を当てて、ボクの話を聞いてもらったり、ワークやディスカッションをしたりしながら、参加者の方の人生に活かしてもらえるような気づきをもたらす、そして安心して自分のことを話し、支えあっていけるような「心の居場所」にしていきたいと思います。


10月SCR11
10月SCR12

11月は「相手理解をすること」をメインに、傾聴・共感・自己一致やコミュニケーションのための効果的な質問や提案のしかたについて取り上げる予定でいます。
興味のある方はお問い合わせください。


参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

2014年10月7日火曜日

じぶん発見プロジェクト しろにじカーサ 9月度【マイノリティスタディルーム】のご報告

先月の第4土曜日9月27日は、「じぶん発見プロジェクト『しろにじカーサ』【マイノリティスタディルーム】」でした。

9月度MSR1

今回は、3名のみなさんが参加してくださいました。

以下、参加されたみなさんの感想です。

【Oさん】年令的にもこれから先の事が不安ということもあり(金銭的にも健康の面でも)、そして、人間関係が薄いからいざという時に誰からも助けてもらえないのでは?ということも不安材料で、自分自身と向かい合わざるを得ない状況があります。今回の勉強会は、テーマは重いですが、使用したDVDは明るい感じだったので、楽しみながらテーマについて考えることができてよかったです。アパートでの一人暮らしの現在、自分と向かい合うにはいい環境かというと必ずしもそうではなくて、一人でいる時間が長すぎると不安とか恐怖とか悲しみばかりが大きくなってくることもあります。今までの、地縁血縁のしがらみからは、実家を離れたので少し軽くなったのですが、実家のある部落のすぐ隣の部落ですし、職場は地元の市の介護施設ですので、利用者からは祖父母の代のことをいろいろと言われたりもするそのことで気分的に重いです。職場同士の人間関係はかなり悪いと思います。「ただひたすらガマンする」だけというのも限界があるし、ストレスがどんどん溜まるから、今までだったらどんどん遊んでいたりもしましたが、何だかそういうやり方もだんだんと虚しく感じられるようになってきて、振り返ってみれば、今まで自分の基本的な認識や表の立ち振る舞いは親やその周りの人々に文句を言われないためのもので、それに合わせて裏では派手に遊んでいたりもしたのですが、自分の罪悪感を手離して、基本的な認識や表での立ち振る舞いを自分のものに変えたいのだという思いはずっと前から、中学校を卒業する少し前ぐらいからあったように思います。DVDの主人公はマンガで自分の実態権を明らかにしながら自分自身と向かい合ったようですが、自分にはどんな手段が可能か? 実は親から相続をする予定の畑にヒガンバナを60種類と少々植えているのですが、職場に花を飾らせてもらったら職員のおばさんたちにけっこう喜んでもらったりもしていて、「とりあえず、これ(ヒガンバナ、もう少し広げて「山野草」)でいこう」という感触があります。今まで「こうあるべき」というものだらけで生きてきてしまいましたが、まだまだ残っている「こうあるべき」を、少しずつ手離していこうと思います。
今回は、発達障害の当事者である沖田×華さんの例を動画で見てもらいながら、「向き合うってなに?」というテーマでディスカッションしました。

9月度MSR2
9月度MSR3

沖田×華さんは、幼少期に学習障害・注意欠陥多動性障害・アスペルガー障害と診断され、他者とうまくコミュニケーションがとれない日々を送っていました。
学校ではいじめや体罰を受け、高校卒業後北陸地方で看護師となった際も同僚との人間関係に苦しんだといいます。
看護師の仕事は上手くいかず、両親が離婚したショックが重なったことで自殺を図ったこともありました。
3年で看護師を辞め、風俗嬢となってソープランド以外のあらゆる風俗店で働き「やりたいことを全部やろう」と決め、「一生懸命働いてお金をためる」目標を達成します。
風俗嬢となって2年ほどが経過し「お金だけでは自分が満たされない」ことを知り、後の師である漫画家桜壱バーゲンに出会い、絵が個性的だと褒められたのがきっかけで漫画家を志すようになります。
上京後の2006年に漫画家としてデビュー、自身が抱える障害を題材とした作品も多くあります。

まず、参加者のみなさんに自己紹介と、最近の自分自身と向き合ったことや向き合わざるを得なかったことについてお話してもらいました。
そして、動画を見てもらって率直な感想を聴かせてもらいました。

実はこの動画の中で、沖田さんはひと言も「自分と向き合った」とは発言していません。
この動画のなかでナレーションを担当した方が、「蓋をしてきた記憶と向き合う日々」という表現をしたことから、今回のキーワードとなる「向き合う」という言葉をテーマにしました。
沖田さんは、そんな「蓋をしてきた記憶と向き合うこと」「ダメな部分も全部自分だから、悪いところを受け入れた」という表現をしました。
そして、「(そんな自分も)いていいのかな」と言っていました。
自殺を試みて存在を消そうとした自分を受け入れて「そんな自分でも(存在して)いてもいい」と思えたこと、それが、今回のテーマの「向き合う」という言葉につながると思えて取り上げてみたものです。
自分はダメだということになってしまう社会や環境、そのなかに存在していて、その自分すらも自分にダメ出しをしていては、苦しいに決まっています。
ダメなまま、社会に存在することに耐えられないのは当たり前ですよね。
誰がそれをダメだと烙印を押すのでしょうか。
多少上手くやれなない部分を、社会に存在することすらダメだと決めてしまっているのは、実は自分自身なんですよね。

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後半は、「向き合う」ことがどんなことだと思うか、向かい合わざるを得ない状態にある場合に、自分自身の何を「受け入れ」、何と「向き合う」ことだと思うか、をディスカッションしてもらいました。

彼女は、開き直りでもなく反発でもなく、ダメな部分を隠すために漫画という得意分野で認められたのではなく、他人がダメだと決めつけている部分をさらけ出して漫画の題材にして、世に共感を得ました。
彼女は、強くなったのではなく、弱さを受け入れただけだったんですよね。
生きている価値がないと決めつけているのも実は自分自身、それに気づくことが最初の1歩だと、ボクは思っています。

自分の何を受け入れ、何と向き合うかには、自己理解がとても大切。

そして、これはボクの私見ですが、自分の人生の何に「価値」を見出すかについて、いちばん必要なのは「自己受容」ではないだろうか、と思っています。

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9月度MSR7

毎月書いていますが、3月までの「セクシュアリティ勉強会」のときは、事例が極端すぎてなかなか当事者の気持ちになりきれないという意見が多くありましたが、【セルフイメージチェンジルーム】で理論的に、もしくは感覚的に得たものを、応用してもらえるような、この3時間だけでもいろんなシチュエーションに身を置くことで、実際に自己理解相手理解を深めていってもらいたい意図もあります。
人は独りでは生きていけません。
人との関係性のなかで、また自分が存在する社会のなかで生きています。
深く「自己理解」をして、自分を受け入れ、自分と向き合って、自分の人生を全うしていきます。
そして、社会に存在していくのです。
【マイノリティスタディルーム】では、これからも「マイノリティ当事者の事例を参加者の方に活かしてもらえるような気づきをもたらす、そして安心して自分のことを話し、支えあっていけるような「心の居場所」にしていきたいと思います。


9月度MSR8

参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

2014年10月2日木曜日

じぶん発見プロジェクト しろにじカーサ 10月度【セルフイメージチェンジルーム】のご案内

まだ、9月27日のじぶん発見プロジェクト しろにじカーサ 9月度【マイノリティスタディルーム】のご報告ができていませんが、今日は次のご案内です。

しろにじカーサ ロゴ

毎月第2日曜日は【セルフイメージシェンジ ルーム】です。

このルームでは、深く自分を理解し、よりよい行動の選択ができるように、コーチング・カウンセリングなどの手法を使って、ボクのお話を交えながら参加者のみなさんにディスカッションやワークをしていただきます。

本当の「じぶん」、話してみませんか?

じぶん発見プロジェクト「

【セルフイメージチェンジ ルーム】

日時 :10月12日(日)13:15~16:15
参加費 : 3,000円
参加定員 : 20名
場所 : 名古屋トヨペット 千種内山店 2F 第1会議室
   名古屋市千種区内山3-7-3(地下鉄東山線・桜通線 今池駅1番出口より徒歩約5分, 地下鉄東山線 千種駅3番出口より徒歩約7分)


名古屋トヨペット千種内山店

どなたでもご参加いただけます。
興味のある方はぜひお問い合わせください。

今回は「色から知る自分」というテーマで開催します。
「色彩心理学」を取り上げます。

しろにじカーサ受講生募集用チラシ表
しろにじカーサ受講生募集用チラシ裏

お問い合わせ・お申し込み先

「しろにじカーサ」代表 豆腐(きまた宗則)

  Tel : 090(9262)8782
  携帯mail : torff_sessionroom@ezweb.ne.jp

活動ブログ「豆腐の Activity Life」、Facebook、mixiメッセージ、twitter、こくちーずなどからもお申し込み可能です。
定員になり次第終了させていただきますのでご了承ください。
お受付させていただいた方には24時間以内にご連絡させていただきますので、メールアドレスを添えてお申し込みください。

主催:「しろにじカーサ」代表 豆腐(きまた宗則)


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たくさんの参加表明お待ちしております。