2014年9月21日日曜日

じぶん発見プロジェクト しろにじカーサ 9月度【マイノリティスタディルーム】のご案内

少し、遅れましたが、今日は、次のじぶん発見プロジェクト しろにじカーサ【マイノリティスタディルーム】のご案内です。

しろにじカーサ ロゴ

毎月第4土曜日は【マイノリティスタディ ルーム】です。

こちらのルームでは、ほかの人とどこか違う、違和感に感じているところを個性に変えていくアプローチで、よりよい行動の選択ができるように、マイノリティの題材を使って、ボクのお話を交えながた、参加者のみなさんにディスカッションを重ねていただきます。

本当の「じぶん」、話してみませんか?

じぶん発見プロジェクト「

【マイノリティスタディ ルーム】

日時 :9月27日(土)13:15~16:15
参加費 : 3,000円
参加定員 : 20名
場所 : ナディアパーク(青少年文化センター) 8F ビデオルーム
    名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク内
    地下鉄名城線・東山線「栄駅」より徒歩約7分, 名城線「矢場町駅」6番出口より徒歩約5分


ナディアパーク地図

どなたでもご参加いただけます。
興味のある方はぜひお問い合わせください。

今回は「向き合うってなに?」というテーマで開催します。
発達障害の当事者である漫画家沖田×華さんの事例を取り上げて動画を見ながらディスカッションします。

しろにじカーサ受講生募集用チラシ表
しろにじカーサ受講生募集用チラシ裏

お問い合わせ・お申し込み先

「しろにじカーサ」代表 豆腐(きまた宗則)

  Tel : 090(9262)8782
  携帯mail : torff_sessionroom@ezweb.ne.jp

活動ブログ「豆腐の Activity Life」、Facebook、mixiメッセージ、twitter、こくちーずなどからもお申し込み可能です。
定員になり次第終了させていただきますのでご了承ください。
お受付させていただいた方には24時間以内にご連絡させていただきますので、メールアドレスを添えてお申し込みください。

主催:「しろにじカーサ」代表 豆腐(きまた宗則)

また、8月10日に開催予定だった【セルフイメージチェンジルーム】の延期で順送りになっている分については11月29日にレンタルスペースCOMINIで開催することが決まりました。

みなさんの参加表明をお待ちしております。

2014年9月17日水曜日

じぶん発見プロジェクト しろにじカーサ 9月度【セルフイメージチェンジルーム】のご報告

第2日曜日9月13日は、「じぶん発見プロジェクト『しろにじカーサ』【セルフイメージチェンジルーム】」でした。

9月SCR1

今回は、3名のみなさんが参加してくださいました。

以下、参加されたみなさんの感想です。
【Oさん】「男性性・女性性」という話の内容でしたが、自分の中の、男性はこうあるべき・女性はこうあるべきという思い込みが自分の困難を作り出していたのかもしれないと思いました。けっこう若い頃から追求してみたいテーマがあり、それに関係する人々との接点もあり、でも「こうあるべき」の諸々の思い込みや偏見が、自分の周りにいた人々に対する自分の側の無理解や不誠実・人間関係が育たないといったことにつながっていたみたいです。テーマについて、それに関わる人々について、今現在から見て、当時はよく分かっていませんでしたが、恵まれていたと思います。もっと相手を大切に、助け合って動くべきだったと、今にしてそう思いますし、「自然への回帰」について、昔も今も自分のテーマとして自分の内側にあるのですが、知識を増やすとかイベントに出かけてみるとかその前に「男性は自然を破壊する方向性だから自然保護を主張する男性は×」「ベジタリアンの男性はおとなしすぎて×」というような間違った思い込みをどんどん外したいです。そして、今つながりのある人々のことを、もっと大切にしたいと思います。
【さっちゃん】自分の男性性・女性性はどちらが強いのかな、くらいの気持ちで臨みましたが、女性性が強いという結果が出たことに正直面倒だなと思ってしまい、驚きました。自分にとっては『女性性を発揮するのは敵を作りかねない、男性性の方が安全だ』という気持ちがあるようです。また、自分でも自分自身の女性性を受け入れているかというと今現在は怪しいところだと思います。『自分のことがよく分からない』は私の弱点なのですが、知りたくない・分かりたくないという気持ちも同時に存在していることに気づけたのがよかったです。
今回は、男性性・女性性について、「表現方法を変える」というテーマでお話をさせてもらい、ワークとディスカッションをしました。

まず、参加者のみなさんに最近の近況報告と、最近男らしい、または女らしいと思った人がいるか、また自分の男らしさ女らしさを意識したことがあるかなどを話してもらいました。

そのあと、男らしさを表す形容詞や単語、女らしさを表す形容詞や単語を、どんどん出してもらいました。
そして、父親らしさ母親らしさについても同じように聞いてみました。
最後の画像のホワイトボードにあるとおり、いろんな単語が出てきました。

今回のテーマの「男性性」とは「行動エネルギー」であり、「女性性」とは「受容エネルギー」であることをお話させてもらいました。
男性性・女性性」の詳しいお話については、昨年11月20日のブログ記事「男性性・女性性 」に書いてありますので、よかったら見てみてくださいね。
http://torff.blog.fc2.com/blog-entry-59.html

今回は、ボクが作った男性性・女性性傾向チェックテストのワークをやってもらいました。
そして、その結果をどう感じたかみんなでシェアし合いました。
9月SCR2 9月SCR3 9月SCR4 後半は、「男性性・女性性」「父性・母性」について、どう捉えていったら、よりよい生き方につながっていくか、についてお話させてもらいました。
冒頭で、みんながイメージした「男らしさ・女らしさ」「父親らしさ・母親らしさ」が、社会の中で決めつけられたイメージであり、文化的な要素によってとても影響を受けてしまっているイメージであること、それに囚われて、男性であれば「男らしくない自分はダメだ」とか、女性であれば「女らしくない自分はダメだ」という思い込みを作ってしまって、自分らしさを見失っていないかを問いてみました。

結局は、自分自身が何を望んでいるか、どうしたいのか、それには何が必要で何が足りないのか、それをしっかり理解しておかないと、また、その自分の個性である部分を、社会的役割や社会的イメージに押しつぶされて苦しくなっていないか、ということを知っておかないと、自分の望む将来にはつながっていかないということを知って欲しかった感じがあります。

そして、これはボクの私見ですが、誰の中にでもある「男性性・女性性」を知って、相手により場面により、上手く活かしていったり、ときには頑張って苦手な方のエネルギーを意識して使ってみるということも必要だと思うこともお話しました。

人は何かを決めて行動しようとするときに「男性エネルギー」を使って行動に移すものです。
でも、実は「行動する」前に、自分の行動しようとする意識や情熱をちゃんと受容します。
そして、いま行動できる時間やスキルやお金があるかを判断して、行動できる状況にあるかを判断してその環境を受容しています。
たとえ、さほど判断をせずに勢いで行動してしまえ、と思っているときも、勢いでやってしまおうとする自分の思いを受容しています。
日本では主に「男性エネルギー」が重要と言われている風潮にあると思います。
欧米では主に「女性エネルギー」が重要と言われている風潮にあると思います。
しかし、ボクは、「受容」する力が最初必要で、そこでしっかり自己理解・相手理解・社会理解をしたうえでの「行動」するエネルギーに重要性を感じています。
9月SCR5 9月SCR6
毎月書いていますが、3月までの「セクシュアリティ勉強会」のときは、事例が極端すぎてなかなか当事者の気持ちになりきれないという意見が多くありましたが、【セルフイメージチェンジルーム】で理論的に、もしくは感覚的に得たものを、【マイノリティスタディルーム】で応用してもらえるような、この3時間だけでもいろんなシチュエーションに身を置くことで、実際に自己理解相手理解社会理解を深めていってもらいたい意図もあります。
人は独りでは生きていけません。
人との関係性のなかで、また自分が存在する社会のなかで生きています。
深く「自己理解」をして、「相手理解」も深め、支えてもらったり支えたり、支え合いながら、自分の人生を全うしていきます。
そして、社会に存在していくのです。
【セルフイメージチェンジルーム】では、これからも「自分の個性」「自分らし」に焦点を当てて、ボクの話を聞いてもらったり、ワークやディスカッションをしたりしながら、参加者の方の人生に活かしてもらえるような気づきをもたらす、そして安心して自分のことを話し、支えあっていけるような「心の居場所」にしていきたいと思います。

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参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

2014年9月8日月曜日

じぶん発見プロジェクト「しろにじカーサ」8月度【マイノリティスタディルーム】のご報告

先月の第4土曜日8月23日は、「じぶん発見プロジェクト『しろにじカーサ』【マイノリティスタディルーム】」でした。

8月度MSR1

今回は、4名のみなさんが参加してくださいました。

以下、参加されたみなさんの感想です。

【Oさん】生き方のモデルとか具体的な支えがない中で、とにかく手さぐりで必死にならざるを得ない状況が、今回見た動画から浮かんできました。「信じておまかせ」というメッセージを、どこからともなくかなり前からきいているのですが、「誰を? 何を?・・・」という迷いはまだまだ大きいです。心あたりはあるし、もうそろそろ動き出したいと思いました。自分の行動を抑圧している重荷が少し軽くなった感じです。今回のシェアの中で、他の参加者の親兄弟との確執がたくさん出てきたのですが、自分もけっこう確執があり、これから勉強会に参加していく中で、自分の中にある親兄弟との確執を話して、自分で自分をよくしていこうというふうに思いました。
【Nikkoh さん】今回はたいへん重たい内容だったと思います。自分自身と重なるところも多くあり、自分の問題として考えられた気がします。生きづらさを抱える人だけでなく、それと近い人もまた辛さを抱えているのだということを再認識できました。


今回は、きょうだい(障害をもつ人の兄弟姉妹)の例を動画で見てもらいながら、「支えるってなに?」というテーマでディスカッションしました。

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今回の動画は中心人物が一人だけというわけではなく、何人かのきょうだいの当事者と進行役の石田衣良さんを囲んで、番組に寄せられたメールを読んで話し合うといった番外編を見てもらいました。

まず、参加者のみなさんに自己紹介と、最近誰かを支えてあげたことがあったか、もしくは誰かに支えられたことがあったかをお話してもらいました。
そして、動画を見てもらって率直な感想を聴かせてもらいました。

動画の中に登場するきょうだいの当事者の心には、自分の兄弟姉妹である障害者を愛しく思う気持ちや支えてあげたいと思う気持ちと、表面的にどうしても障害者に親の手がかかってしまうことに対して自分はいい子でいなくてはいけないとか親に甘えられないとかというどこか自分を犠牲にし我慢をさせざるを得ないことに、葛藤をしています。
自分の中の甘えたい気持ちを抑えなければならない不条理さと、「支える」立場で有り続けんばければならない葛藤があります。
ほとんどのきょうだいたちは、障害を持つ兄弟姉妹のことを恨んだり憎んだりしていないところが、あまりにもいじらしく感じられます。

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後半は、「支え合う」ことがどんなことだと思うか、支えられることが必要な方たちに対して何ができるか、そして自分自身の生き方に何を「支え」にして生きていこうと思うか、をディスカッションしてもらいました。

結局は、自分自身が何を望んでいるか、どうしたいのか、それには何が必要で何が足りないのか、それをしっかり理解しておかないと、誰に何を支えてもらいたいのかはわからないし、誰の何に対して自分が支える役割ができるのかはわからないよね、ということになりました。
誰かを支える、誰かに支えられるには、自己理解がとても大切。

そして、これはボクの私見ですが、自分の人生に何を「支え」に生きていくのかについて、いちばん必要なのは「自信」ではないだろうか、というお話をしました。

8月度MSR4
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毎月書いていますが、3月までの「セクシュアリティ勉強会」のときは、事例が極端すぎてなかなか当事者の気持ちになりきれないという意見が多くありましたが、【セルフイメージチェンジルーム】で理論的に、もしくは感覚的に得たものを、応用してもらえるような、この3時間だけでもいろんなシチュエーションに身を置くことで、実際に自己理解相手理解を深めていってもらいたい意図もあります。
人は独りでは生きていけません。
人との関係性のなかで、また自分が存在する社会のなかで生きています。
深く「自己理解」をして、「相手理解」も深め、支えてもらったり支えたり、支え合いながら、自分の人生を全うしていきます。
そして、社会に存在していくのです。
【マイノリティスタディルーム】では、これからも「マイノリティ当事者の事例を参加者の方に活かしてもらえるような気づきをもたらす、そして安心して自分のことを話し、支えあっていけるような「心の居場所」にしていきたいと思います。


8月度MSR7

参加してくださったみなさん、ありがとうございました。