2014年5月24日土曜日

じぶん発見プロジェクト「しろにじカーサ」5月度【マイノリティスタディルーム】のご報告

今日は、2回目の「じぶん発見プロジェクト『しろにじカーサ』【マイノリティスタディルーム】」でした。

5月MSR1

今回は、クルー(スタッフ)を含め、6名のみなさんが参加してくださいました。

以下、参加されたみなさんの感想です。

【Oさん】日常、なかなか「ありがとう」と言えない自分があり、ムリして言っても疲れてその次へとつながっていないとか、自分そのものがなかなか動けない、何だか暗い土の下に埋まっている感覚があり、ちょっと自分の溜め込んだ感情をよく調べたいと思いました。日常生活については、もっと「ありがとう」を沢山言っていこうと思います。
【Nikkoh さん】感謝は原動力になるものであり、幸福感につながるものだと思います。<あたりまえ>をあたりまえとしないことで、たくさんの感謝がわいてくると日々実感しています。ただ、してほしくないことを(善意で)されたときの感謝のように、強要されてする感謝は危ないとも思いました。ときには(憎んだらいけないと決めつけず)正しく憎み、ちゃんと許すということをしていきたいです。
【chizuru さん】久々に深い部分をみて話が出来たことがとてもうれしかったです。この深いところで話をする仲間が名古屋にしかいないかも…と感じてさみしい気持ちになりましたが、逆に1人でもいてくれることがうれしく思います。「鹿児島でもしよう!!」って思いましたぁ。ありがとうございました!! 様々な気持に気付かせて頂いてありがとうございました。

5月MSR2

今回は、シングルファザーの例を動画で見てもらいながら、「ありがとうってなに?」というテーマでディスカッションしました。

5月MSR4
5月MSR6

動画の中心人物は33歳のパパと4歳の娘の親子でした。
その奮闘と、その後7年間の成長を、一生懸命さと心温まるやりとりで感動させてくれる動画です。
終盤には、11歳に成長した娘が、パパに手紙を読むシーンがあり、ジーンとさせられるものでした。

まず、参加者のみなさんに自己紹介と、いちばん最近「ありがとう」を言った場面か「感謝」をした出来事を話してもらいました。
そして、動画を見てもらって率直な感想を聴かせてもらいました。

後半は、パパと娘の「感謝」や「ありがとう」にはどんな特別な意味があったか、中村文也さんの「あほな奴ほど成功する」という本に書かれている感謝の大切さを例に挙げてどういう風に感じるか、を2グループに分けてディスカッションしてもらいました。
時間足りなくなるほど、ディスカッションは盛り上がりました。
印象的だったのは「打算でする感謝」「礼儀でする感謝」「心からする感謝」で中身が違うという意見が出たことでした。
また、「感謝」には偽善的なものや胡散くさいものも感じる場合があるという意見も印象に残りました。
みんな、深いです(笑)。

5月MSR6

最後には、いくつかメッセージを伝えさせてもらいました。
ひとつめは、「感謝してもらって当然」というような自分のためにする偏った「感謝の強要」があると、された側は「感謝しなければならない」気持ちになり、「感謝できない自分ってダメ」というダメ出しが始まるということ、心から相手のためにしてあげる「感謝」に意味があるということを話させてもらいました。

ふたつめは、「感謝の罠」というのがあって(ボクの創った造語です)、自己肯定感が低くなっている人は、できないことをしてもらったこときにその相手に「感謝」をしすぎると、相手を尊敬しすぎて、相手がよく見えすぎて、そのまま自分に視点が向いたとき、それをできない自分へのダメ出しが増して、より自己肯定感が低くなり、自己否定感が高まる場合があるという話をさせてもらいました。

5月MSR3
5月MSR7

これまでの「セクシュアリティ勉強会」のときは、事例が極端すぎてなかなか当事者の気持ちになりきれないという意見が多くありましたが、【セルフイメージチェンジルーム】で理論的に、もしくは感覚的に得たものを、応用してもらえるような、この3時間だけでもいろんなシチュエーションに身を置くことで、実際に自己理解相手理解を深めていってもらいたい意図もあります。
今日はそれを少し強調していろいろ自分をいろんな場面に当てはめて欲しいことを、少しみなさんに頑張ってもらいました。


今日は、ボクばかりがしゃべりすぎることなく、意識して進行してみました。
とても、素敵なワークショップになったと思います。

5月MSR8

参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

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