2014年5月19日月曜日

相手に関心を持つ

先週土曜日、「第21回マインドスペース夢カフェ」でした。

第21回マインドスペース夢カフェ1

シリーズ相手理解を深める」の第2回目、今回のテーマは「②相手の性格のタイプを知る」でした。

第1回目のときに、「傾聴」のお話をして、そこには「受容」と「共感」が大事であること、そして、「コミュニケーションを阻む12の対応」の話をしました。

そして、今回は、「ラポール(信頼関係)の構成要素」として非言語が93%なので、相手の観察をして、マッチング・ペーシング・ミラーリングをすると相手が安心しやすい、という話をさせていただきました。
また、相手の得意として使いっているVAK傾向(五感情報の優先傾向)を、動作・しぐさ・言葉などから観察して読み取ると、ペーシングがかけやすい、という話もさせてもらいました。
ここまで、続けて、徹底的に相手に合わせていくと、自分の理解や開示が少なくなって、我慢してむりやり合わせようとする自己犠牲感が出てくる場合があるということで、「自己一致」の話をしました。

結局のところ、技法としての方法論は提示するけど、いちばん大事なのは、「相手に関心を持つこと」「頑張って合わせすぎないこと」だということを強調しました。

相手に関心を持つ」と、自然に「相手を知ろうとする」気持ちが出てきます。
なぜ、それをしないのかというと、「相手」と「自分」の違いにひとは異様なまでに執着し、その違いを受け止めきれないからだと思います。
相手」が「自分」と違うことを受け止めきれないし、「自分」が「相手」と違うことも受け止めきれないんですよね。
ひとはそれぞれ、違う背景や体験を持っていて、違う考え方や思い方や感じ方をして当然なのに、違いがあたかも行けないことのように感じてしまうんだと思います。
そして、その違和感から来る居心地の悪さに堪え切れなくなり、「相手」を知ろうすることをやめてしまうんだと思います。

自己一致」とは、その居心地の悪さから逃げることではなく、「相手」とのやり取りの中から出てくる自分の感じ方や思い方、感情・感覚などをそのままにしておくことです。
そして、その違和感や居心地の悪さは、「相手」を傷つけないように「開示」して、「相互理解」をしていくことが、良好な関係性を築くことであり、良好なコミュニケーションをすることなんだと思っています。

シリーズ相手理解を深める」を4回終えたら、次は「シリーズ自己開示を究める」を4回やります。
これと並行して、名古屋会場で開催される「シリーズ自己理解を深める」で、「自分」も「相手」も深く理解でき、コミュニケーションが良好に行われ、関係性が築けていくと思います。

とことんここにこだわって、1年このカリキュラムを全力で続けていこうと思っています。

第21回マインドスペース夢カフェ2

参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

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