2014年4月27日日曜日

じぶん発見プロジェクト「しろにじカーサ」4月度【マイノリティスタディルーム】のご報告

今日は、4月の入って初めての「じぶん発見プロジェクト『しろにじカーサ』【マイノリティスタディルーム】」でした。

じぶん発見プロジェクト『しろにじカーサ』」自体は2週間前に開催しましたが、「セクシュアリティ勉強会」を終わらせて、同じような動画を見てディスカッションしてもらう形式の、ある種続きのようなワークショップは初めてで、当事者じゃないマイノリティを題材にするのは初めてだったので、少しわくわく感と不安感が同居するような緊張感を楽しみました。

4月MSR1

以下、参加されたみなさんの感想です。

【R.I.さん】いろいろ考えることが多く、なかなか感想が出てきませんが、友人が少ないことを悩まないようにしたいですね。
【田村さん】マイノリティスタディって何をするのって思っていたから、とても面白かったです。
【かすみさん】むずかしい。「弱者」って自分は意識あまりないけど。


4月MSR3

今回は、発達障害の例を動画で見てもらいながら、「友達ってなに?」というテーマでディスカッションしました。

動画の中心人物は10歳のADHD(多動性障害)高機能発達障害の男の子で、家族の理解を得ながら、「友達」をたくさん欲しいと思っている「光くん」という名前の子でした。
まず、参加者のみなさんの持っている「友達」の概念や定義を話してもらって、光くんの欲しい「友達」とどう違うかを話し合ってもらいました。
光くん理解者を求めるときに、家族や先生以外では、その理解者が「友達」でした。
理解者がたくさん欲しいし、生きていくのに助けが必要だったので、「友達」はたくさん必要でした。
でも、たくさんはなかなかできないし、なかなか理解されないから、「友達」を作るために、「言いたいことを我慢する」ことが必要でした。

参加者のみなさんからは、「友達の数は関係ない」「何でも話し合えるひとが友達」というフレームがありました。

どうして「友達」の概念や定義が光くんと違うのでしょう?
みなさんは光くんの「友達」になれそうですか?
なれたとしたら、どんな配慮をしますか?
どんな配慮をしないようにしますか?

などをディスカッションしてもらいました。
セクシュアリティ勉強会」のときと同じように、みなさんとまったく違うひとの立場になってみたり、周りにそういうひとがいたらどうするか、を当てはめてもらいながら、またほかの参加者の方の意見を聞きながら、ひととの違いを知り、自分の理解を深め、相手の理解も深め、本当の自分を伝えながら、社会の中でどういう行動をしていくかの応用をしていけたらな、と思いました。
ひとと違うことは「ダメ」なことではなく、ひとつの「特徴」であり、それがこれまで伝えてきた「個性」なんだとお話しました。
相手を「弱者」として捉えるのではなく、「関心を持つ姿勢」でいると「理解者」になれるのではないでしょうか、とも伝えさせていただきました。
弱者」として捉えることは、自分の弱い部分を受け入れてないのではないでしょうかということもお話しました。

少し、気合を入れすぎたかもしれません。
ちょっとメッセージが入りすぎて喋り過ぎたかもしれません。
みなさんの、もっと話したい「本当のじぶん」には、ちょっとずれていたかもしれません。
ちょっと参加者のみなさんを疲れさせたかもしれません。
ボクも少し疲れました(笑)。


4月MSR2
4月MSR4

もう少し、スローなテンポでゆっくりメッセージを伝えたほうがいいのかもしれませんが、このプロジェクトで伝えていきたいことはとても明確化しつつあるように感じました。
ボク自身はすごく満足していますが、もっともっと講師力を上げる必要も感じました。

4月MSR5

参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

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