2014年1月28日火曜日

「セクシュアリティ勉強会 第5回平日夜の部」のご報告

また、報告が遅れてしまいました。

1月22日に「セクシュアリティ勉強会 第5回平日夜の部」を開催しました。
今日はそのご報告です。

セクシュアリティ勉強会第5回平日夜の部1

今回も前回に引き続き発達障害の方の事例を取り上げた動画を観てもらっての勉強会でした。
テーマは「普通ってなに?」でした。
昨年末に開催した「第13快セクシュアリティ勉強会」でも取り上げた題材です。
セクマイではないテーマでしたが、「普通ってなに?」というテーマはこの勉強会にぴったりだったので、セクマイ当事者の方も登場するということもあってそのままやってみました。

セクシュアリティ勉強会第5回平日夜の部3

今回は7名の方に参加していただきました。
以下、参加されたみなさんのご感想です。

【R.I.さん】考えるヒントを得た感じです。自分としては、もっと柔軟に他人を見て、対応していこうと思います。溜め込んでいたネガティヴな感情がまた出てきました。どこかで出したいと思っていたので、これもまた悪くないと思います。必要なお手当てをして、また頑張りたいです。
【あやこんさん】話してみないとわからない部分がやっぱりあるなぁと思いました。きっかけがないと、なかなかプライベートな話しにはならないので、このような会で話し合うのはよい機会だと思いました。
【Nikkohさん】今回もいろいろなことを考えられてとても有意義でした。<普通>については、ずっと考えているテーマなのですが、1人きりで考えているのでは得られない刺激が新鮮でした。また、楽しみにしています。
【あさみさん】今日ほど普通について考えたことはないです。参加された方が悩んでいるのが印象的でした。
【さっちゃん】今回は前回とちがってグループ分けしないで全員でディスカッションしたので、より多くの人の話が聞けてよかったです。


セクシュアリティ勉強会第5回平日夜の部2
セクシュアリティ勉強会第5回平日夜の部4
セクシュアリティ勉強会第5回平日夜の部5

発達障害の当事者の方の生き方を通して、マイノリティの生きづらさを「普通ってなに?」というテーマでディスカッションするというのは、参加者の方も変わると、何度取り上げても深くなります。
人それぞれ「普通」の意味づけも範囲も違う、そのズレが「違和感」となること、そして、社会の「普通」がルールやモラルや法律であり、社会理解へと繋がっていくことは今回もお話させてもらいました。
これまでずっとこの勉強会で話し合ってきた「違和感」がほとそれぞれの「普通」の考え方のズレから来ることも改めて感じました。
自分の人や社会との「普通」のズレを自己否定しダメ出しして、人や社会の自分との「普通」のズレを批難し拒絶すれば生きにくくなり、自分の人や社会とズレている部分、人や社会が自分とズレている部分をどちらも受け入れられると、「普通」の幅が広がり生きやすくなることもまた話させてもらいました。
自分の「普通」を押し付けず、相手や社会の「普通」を知り受け入れる、これがマイノリティの生きやすさだと今回も痛感しました。
こういう場で話すと、なぜかみなさん、「自分の主張をしなきゃ」ではなく、「みんなはこんなふうに考えるんだ」という理解につながっていきますね。
手前味噌ながら、とても穏やかで豊かな気持ちになれた夜でした。

セクシュアリティ勉強会第5回平日夜の部6

参加者のみなさん、ありがとうございました。

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