2013年8月30日金曜日

感想をいただきました Vol.1

第11回のセクシュアリティ勉強会に参加されたさっちゃんから、あらためて感想をメールでいただきました。
本人の了解を得ましたので、今日はそれをご披露したいと思います。


マイノリティについての勉強会ということで、最初は置かれている現状、もっと言えば正直差別や偏見について扱うのかと思ってました。
今回の題材の剛志さんがたまたまあんまり悲観的に考えない人なのかもしれないけど、ゲイであることは彼の一側面に過ぎない、私や他の人もセクシャリティはその人を形成する重要な要素ではあるけど、マイノリティだからといって全てがそこで決まるわけじゃないんだなと感じました。

明確ではないにしろ今までそう思ってなかったのは、私がセクマイ当事者と関わってこなかったからだと思います。
豆腐さん以外でカミングアウトしてくれた人は私の周りにいないんですよね。確率からすればもうちょいいてもおかしくないはずなんだけど。
関わる機会が少ないことでその一面のみを特別視してた自分がいると分かりました。これも自己理解だ(笑)

ディスカッションの内容である手紙を送る側と送られる側で間を空けて別々に読んで、それぞれの立場で考えたのが面白かったです。
感じたことを批判されずに話せるって、当たり前と言えば当たり前なんだけど肌で感じられることは少ないんですよね。
同じものを読んで感じたことを口に出して表現して、それだけでも人ってみんな違う背景や感情を持ってるんだなーと勉強になりました。

それと、懇親会で豆腐さんがゲイなだけでなくいわゆるオネエっぽさを感じるって話したと思うんですが、理由が分かりました!
私への態度とか目線とかが男性らしくないんですよ。女友達に近い。
男性らしい=女性に性欲を抱くという公式が気づかなかったけど自分の中にあったんです。
豆腐さんがゲイなのはずっと前から知ってたのに改めて附に落ちた気持ちになりました。
自分が鈍かったのかもしれないけど。

今回はセクマイ当事者の方が来られてなかったですが、いつかまた別の日の会にでもお会いできたらいいなと思います。
好奇心で当事者に会ってみたいなんていうのは失礼な気がしてたんですが、理解したいしされたいし、という気持ちが根底にあれば言っても許されるような気がしてきました(笑)

セクマイに限らずマイノリティについては、知らずにいるとあることにも気づかなかった自分自身の思い込みが、知ることで剥がれて軽くなったと思います。
建前として頭で分かってるだけだと薄いんですね。体験して肌で分かる感覚の方がずっと濃く感じられました。
これは勉強会に参加しないと分からなかったなと思います。

豆腐さんの活動の目的の一部としてセクマイについて知ってほしいというのがあると思うんですが、私の場合は少しでも知ってセクマイではない自分でもなぜか楽な気持ちになりました。
あらゆる面でマジョリティな人間なんていないですもんね。マジョリティでもいいしマイノリティでもいいと思えれば、今後の人生を自分らしく生きることができるように思います。

めっちゃ長くなってすいません!
一人になってから自分の感情を観察してみると色々出てきて、これを伝えないのはもったいないと思い書いてみたらこんなにも長く。。。
でも勉強会で得たものはその場だけじゃなくその後も続いていくんだなあとしみじみしてます。

豆腐さんのやってることは強い意味がありますね。
また参加したいと思いますので、今後もがんばってくださいね。



さっちゃん、ありがとうございました。
アンケートでは簡単な感想しか書けないので、この感想をいただいたときはとても嬉しかったです。
また、追伸として、こんなことも書いてくださいました。


メール書いてみて思ったんですが、私の場合は一人になってからの方が感情が出やすいみたいです。
他にもそういう人はいるだろうから、アンケートはアンケートでもらうとして、後日メールで感想送りやすいようにアフターフォローするのもありかもしれません。



勉強会の性質上、なんとなくしかわからなかったことがあとでぼんやりわかってきたり、自分のマイノリティ性・マイノリティ感に後から気づくこともありますよね。
人によっても、後からじわじわ来やすい方もいらっしゃいますしね。
たぶん、日常ではなかなか感じにくい不思議な雰囲気を持って帰ってもらっているんだと思います。
そういう意味では、そうした後から感じるものをこういう形でフィードバックしてもらうのは、とてもありがたいと感じます。
全員に後日また、メールを強要することは考えていないですが、またその後の気持ちや行動の変化を参加者の方が教えてくれるとすごく嬉しく感じるし、今後の運営の参考になりますね。

どうもありがとうございました。

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