2012年2月29日水曜日

「第2回セクシュアリティ勉強会」開催

今回は前回を下回って10名の方が参加してくださいました。内容的には性同一性障害を乗り越えて性同一性障害の支援のためのNPO法人を立ち上げた中山貴将さんの事例を取り上げ、彼の過去の体験や苦しみ、今に至る行動をディスカッションの事例に取り上げました。また、この勉強会を通じてボクがどういう方向性を持って開催しているのかを講義として話させてもらいました。内容がてんこ盛りだったせいもあり、ふたつ目のディスカッションに用意していた統計は討論する時間がなくなるという事態にはなりましたが、前回より、ボクの言いたいことをたくさん言わせてもらうような勉強会になりました。これからも、メッセージは毎回講義にしていきたいと思っています。



みなさんの感想です。順番に意図はなく、アルファベット順です。

【Bさん】色んな個人の事例を知るのはとても良い機会で、今後も発信を続けて欲しい。多様性を認めながら、自己尊重・他者への尊重のあり方・受け止め方を模索できたらいい。

【だいちゃん】「自己開示→尊重→承認→思いやり」、とてもためになりました。

【エッコちゃん】今までは漠然と、セクシュアルマイノリティの方は辛いだろうな、とか大変だろうな、とは思っていたけど、実体験を聞く事により少しは理解が深まったのかな、と思いました。

【ごんちゃん】内容は、自分に対して近くにある話ではない気がしていましたが、20人に1人の人がセクシュアリティだと、話を聴いて、身近な問題だなと思いました。とても内容が分かりやすいセミナーでした。豆腐さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。

【M・Oさん】頭で考えている段階です。自分がつらかった経験は、貴重ながらさせてもらいました。その経験は出来るかどうか別として、身近な人にはさせたくないので、思いやりは持てると思った。セクシュアリティのことを分かったら、ゲイBarには緊張するけど行ってみたいと思った。

【Sさん】正直、あまり難しいことは分かりません。しかし、ごく身近な生活場面で相手に配慮(思いやり)できる言葉掛けや接し方の工夫や改善ができる余地があるのだな~って思いました。

【さーこさん】「自己開示したら排除される」という学習を持っている人に対して、どう愛を持って接していくかがテーマかなと思います。愛→自己開示→尊重→承認→愛→~になるハズと信じたいです。あらゆる方向で無理解はなくせる。未来を作っていきたい。

【しゅんさん】自己開示・尊重・承認・思いやり(愛)という言葉が大変心を打ちました。ただ、この言葉を現実とすることが難しいとも感じました。

【それいゆさん】どんなことに痛みがあるのかを知ることができて、いろいろ考えさせられました。みんな1人1人違っていて当たり前だと思うこと、自分も認めて欲しいと思うように、人も+-なしで丸ごと受け入れられる人になりたい。

【よっっしゃ~さん】人はみんな違うってコトを大事にしたいと思いました。

参加者のみなさん、ありがとうございました。お手伝いいただいた方も大感謝です。

手応えや実感としては、前回よりも充実したように感じました。大成功かというと、やっぱり課題は毎回残っていくので、いつまでたっても大成功な感じはないかもしれません。だけど、失敗せずに開催できていることと参加してくださる方や応援してくださる方がいらっしゃるので、自信は持って伝えられることはきちんと伝えていこうと思います。

勉強会後の交流会を安間優希さん経営のLGBTIQA Mix Dining Bar「Queers+」でいつかやってみたいと提案したところ、いきなり今回実現できて、とてもびっくりしました。優希さんも優希さんの彼女さんも喜んでくれたと思います。そして、交流会に参加された6名の方々の好奇心旺盛なことといったらすごかったです。今回の勉強会にセクシュアルマイノリティはボクひとりだったので、交流会で優希さんとその彼女さんの実経験を聴けた方は非常に貴重だと思うし、この勉強会の交流会でしかあり得ないことだと思うので、これもとてもよかったんじゃないかと思いました。これからも、毎回じゃなくてもここで交流会をするのが「セクシュアリティ勉強会」の醍醐味になったり、勉強会の続きを体験するような形になったらより素晴らしいかも、と思いました。でも、この場所を借りなくても、勉強会だけでも充分意味がないといけないので、より精進したいと思います。まだまだとはいえ、今回は前回より、進歩したとは思うし、これからももっともっと頑張ってみたいと心から思えました。心なしか、やっぱり、身近にセクシュアルマイノリティの当事者がいた人の方がこの話題についてきやすい感じを受けたので、やっぱり、もっと当たり前にセクシュアルマイノリティの方たちがいることを、声を上げられる人が上げていくことが必要だし、まずはそこなのかな、と思います。とりあえず、興味があったり、勉強しようと思って来てくれている人には、どんどんアウトプットをしていきたいと思います。今回の勉強会で思うことが他にもたくさんありますが、今日はとりあえずの報告と、みなさんの感想のアップでとどめておきたいと思います。整理ができたらまた少しずつここで書いていきます。

4月はきっと本業でへろへろだと思いますが、開催だけはします。開催する側として、参加者の方々に手を抜く事が失礼なのは重々承知していますが、地道に隔月で開催していくことがいちばん大事だと今は考えていますので、資料準備のあまり必要でない勉強会で、でも、中身は濃くなるように何とか考えてみたいと思います。

応援してくださっている方々、本当にありがとうございます。

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